みうらじゅんの自伝的青春小説を田口トモロヲが映画化。
学生運動が下火になった1974年の京都を舞台に、ロックな生き方に憧れる高校生、純と仲間たちの平凡で悶々とした日々とひと夏の成長を描く。
→「色即ぜねれいしょん」オフィシャルサイト
「色即ぜねれいしょん」 映画予告
モテない男がロックの憧れて旅に出て恋愛するっていう、よくある昭和思春期バカ騒ぎムービー。
昭和顔を揃えた絶妙なキャスティングに、昭和の青春時代の雰囲気を田口トモロヲ監督が見事に演出。
なんか懐かしい、っていう思いを感じながら見てました。
主人公を演じる渡辺大知は「黒猫チェルシー」とかいうバンドをやっているミュージシャンなんだとか。
しらなかったなぁ。。。
当時はまだ高校生で、2000人のオーディションの中から選ばれたとか。
ミュージシャンも映画のオーディションに出るのかー。
それでもまあ選ばれただけあって、なかなか良い味出してました。
なんか昭和に作られた映画っぽい、無駄に声が大きくて元気で明るい演技が
この映画の根源となっているので良かったです。
ミュージシャン出身といえば、最近はやたらと映画に出演する、
くるりの岸田繁と、銀杏BOYZの峯田和伸。
ヨダレもんの共演ですな。
特に峯田和伸はなーんか、ゆるーいカンジがいいんですよねぇ。
こういうキャラの俳優さんはなかなかいないので、見事ニーズに合っているというか。
そして花を添える、臼田あさみちゃんと石橋杏奈ちゃん。
このふたり、前からずーっと応援してました。
ですので共演がほんと嬉しかった。
臼田あさみちゃんなんかは、モデルより演技やってるほうがずっといい。
人間味のあるコなんです。なので面白い。
石橋杏奈ちゃんは超清純派。
まだ若いのでこれからの女優さんですが、この清純オーラはなかなか出せない。
まっすぐで強い目ヂカラを持っているので、時代劇で芯の強いお姫様役とか見てみたいです。