芽衣子(宮﨑あおい)は、フリーターでバンドマンの種田(高良健吾)に、プロになる夢をあきらめないでと後押しする。種田は仲間と新曲「ソラニン」を作り、レコード会社へ行くが反応はなし。
そんな中、種田が交通事故に遭ってしまう。
→映画「ソラニン」公式サイト
「ソラニン」 映画予告
またもや、宮﨑あおいがやっちゃいました。
彼女の多彩な表情、自然な演技、そして彼女が放つマイナスイオンのようなオーラ。
見ていてドキドキさせられます。
この映画出演のために、ギターを猛練習したというあおいちゃん。
驚くほど上手に、名器「ムスタング」を使いこなしていました。
クランクイン前に、ソラニンを完全に弾けるようになっていたというから、素晴らしいプロ根性ですね。
映画のストーリーですが、
観ていてちょっとブルーになってしまいました。
「失われた世代(ロストジェネレーション)」といわれる世代を描いた映画ですが、
どんなに頑張っても報われず、生きる目的を失ってしまう若者の葛藤がぎっしり詰まってるんです。
学校を出て、普通に就職し、年功序列で出世し、結婚して子供ができて。
そんな当たり前に生きる世代の大人たちには、
この映画に登場するような若者は理解しがたいかもしれません。
モノに飢えた青春時代を過ごしてきた団塊の世代。
大学に入りたくてもごくわずかしか入れなかった第二次ベビーブーム世代。
勉強をしてせっかく大学を出ても就職できない今のケータイ世代。
それぞれの世代で悩みはあるものですが、
まさに「ソラニン」は世代の悩みに苦しむ若者を描いた映画だと思います。
脇を固める俳優陣もなかなかおもろいです。
キリケン(桐谷健太)は、どの映画でも元気だしね、
サンボのブーちゃんは初演技とは思えないほどナイスキャラになってたし、
伊藤歩はさすが安定感抜群で、この映画のボランチ的役目。
彼女がいなかったら、この映画は疲れる映画だろうなぁと。
アジカンが歌うソラニンより、あおいちゃんのソラニンのほうが好きだなぁ。
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