八朔の雪 みをつくし料理帖

八朔の雪 みをつくし料理帖

小さい頃に大阪で両親を水害で失った天涯孤独の少女、澪(みお)。
とある事情で芳と一緒に江戸で暮らすことになり、ひょんなことから蕎麦屋の主人、種市に見込まれて「つる屋」の台所を任されることに。 生まれもった天性と前向きの性格で、次から次と訪れる艱難辛苦を乗り越え、店も順調に客足を伸ばすようになっていく。
つる屋の名はどんどん広がっていくそんな中、江戸の名店「登龍楼」が非道な妨害をしかけてくる。。。

こんなに泣ける時代小説は初めて読みました。
主人公、澪のひたむきに生きる姿と、それを支える周りの暖かい人たち。
物語がとても綺麗で、心が洗われるようです。

子供の頃に水害で両親を失い、拾われたのが大阪の名店「天満一兆庵」の女将。
そこの主人が澪の人並み外れた味覚センスに目をつけて、
女人禁制であった台所に立たせることになり、澪は本格的に料理人の道を進むことに。
しかしそんな日々もすぐに暗雲がたちこめ、お店が火事で焼けてしまう。
それから澪の運命は、まるで急坂を転がる丸太のように落ちていき、苦労の日々が続いていく。
それでも澪を助けてくれたのは、人並み外れた味覚のセンス。
いろいろな料理を考え、お店を盛り上げていこうとするサクセスストーリーは爽快そのもの。

2009年の歴史・時代小説部門のベスト10に入ったり、
最高に面白い本大賞!にも選ばれているだけあって、ほんとに面白いです。
時代小説、とはいっても、言葉や文章は今風に読みやすい本だし、
武士や侍の話ではない、まったく固くない市井の話なので、とっても読みやすいですよ。

RELEASE INFO

pagetop