四畳半神話大系

四畳半神話大系

京都を舞台に、主人公の「僕」は、大学で薔薇色のキャンパスライフを送ることを夢見るが、悪友の小津には振り回され、謎の先輩・樋口師匠には無理難題を突きつけられ、孤高の乙女・明石さんとは、なかなか近づくことができない。無駄に2年間を過ごしてしまったことに後悔し、誤って選んだ道を最初からやり直したいと考えるが。。。

森見さん、天才だなぁ。
この摩訶不思議な世界観は、モリミー独特のもの。
文章の作り方、言葉の表現、とても素晴らしいですね。
現実と幻想の世界をごちゃまぜにして描かれた、青春ファンタジー小説といえばいいのでしょうか。
夜は短し歩けよ乙女」「宵山万華鏡」も同じ手法ですね。
どの作品を読んでも、普段では想像ができない、不思議な世界に引き込まれた感覚がします。
やみつきになりそうです。

主人公の「僕」は、大学に入学して薔薇色のキャンパスライフを送るために、
いろんなサークルに目移りをしてひとつのサークルに入るのですが、
そこでいろんなことが起こって、結局は後悔して「あっちのサークルに入っておけばよかった」って後悔するんです。
物語は、その「あっちにしておけばよかった」をすべて描いちゃってるんですね。
決してタイムカプセルで時間軸を戻すとかいうことじゃなくって、
もし違う道を歩いていたらどうなっていたか。それがひとつのストーリー。
薔薇色のキャンパスライフを過ごすことはできるのか?というようなストーリー仕立てになっています。

どの道を選んだとしても、結局は悪友の小津、自由人の樋口師匠、孤高の乙女・明石さんと出会うことになり、
そこでいろんなことが繰り広げられるという、とても奇想天外なお話でおもしろいです。

イラストレーターの中村祐介さんがキャラクターを描いたアニメも放映されていましたね。
アニメはアニメでおもしろかった!
→アニメ「四畳半神話大系」Webサイト

RELEASE INFO
太陽の塔
太陽の塔
森見登美彦
420円
Amazonで詳しく見る
宵山万華鏡
宵山万華鏡
森見登美彦
1,365円
Amazonで詳しく見る
関連記事

狸の名門・下鴨家の四兄弟が、宿敵・夷川家と争ったり、人間に狸鍋にされたりと、
京都の街で大騒動を繰り広げるファンタジーストーリー。
→『有頂天家族』

同じクラブの後輩の女の子にひとめぼれし、彼女の後を追い求める「先輩」。
京都の街を舞台に繰り広げられるボーイミーツガール。
→『夜は短し歩けよ乙女』

舞台は京都。祇園祭は宵山。宵山に魅せられた人たちが織り成す、めくるめくストーリー。
→『宵山万華鏡』

pagetop