橋ものがたり

橋ものがたり 藤沢周平

「五年経ったら、二人でまた会おう」。飾職人の幸助は、料理屋に奉公に出て会えなくなる幼馴染のお蝶と約束を交わした。
幸助は五年後に約束の橋で待つが。。。
藤沢周平が描いた、江戸の「橋」を舞台に繰り広げられる、出会いと別れを描いた美しい10の物語を掲載。江戸に住む男女の喜怒哀楽の物語を瑞々しく描いた傑作集。

江戸の「橋」を舞台に、出会いと別れが描かれた10の物語。
藤沢作品といえば、「たそがれ清兵衛」「蝉しぐれ」「花のあと」の名作がありますが、自分はこの「橋ものがたり」をイチオシします。

時代劇なんて読まないし。。。と思っている若い方、それは大間違い。
てか、損してます。
現代のありきたりな恋愛小説よりもずっと、この本の物語のほうがずっとロマンチック&ドラマチックです。

橋ものがたりで描かれた、清廉で一途な想いは、実は現代の日本人が心の奥で望んでいることなのではないのかなと思います。
そういった想いは、いつからか「重い」「ウザい」「キモイ」というような言葉で切り捨てられるようになったけれど。
この本を読むと、澱んでいた自分の心が洗われる気持ちになりました。

時代は変われど、男女の関係にはずっと変わることのない、何かがわかるような気がします。

RELEASE INFO
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